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オリジナルWebコミック『タガキミ(仮)』 イメージカット他
2007.03.31 (Sat)
ネームレベルの絵でいいから見せてくれとKに言われたので、一昨日から徹夜して描いて書いたヤツ。

イメージカットと本編のサンプル的なものだが、本編を描く時間などないので許せ。

【More・・・】





イメージカット
タガキミ(仮)イメージカット









短編ノベル風「Memoirs-悔顧録-」







自分は何のために生きているのか。
知ることと識ることをイコールに結ぶ俺の不思議な能力は、はたしてその答えを示してはくれなかった。
誰しもが一度は考え、誰しもが放り出すことこそ自明だとする問いに立ち止まり、逡巡したのは、彼が家族たる存在を失った寂寥感を埋めるためだったのか。
ただ、失うことを恐れて、手に入れることを諫めるようになったのはそれからだったかもしれない。


Memoirs-悔顧録-



その疑問の応えを、夢にまで視たこともあった。
ふと出てきた小柄で小生意気そうな少女に、「アナタは生きている意味なんてものを人生の最大疑問に据えているのね・・・」なんて鼻で笑われた。
けれども、妙齢な相手の、絶妙に的を射た戯言がリアリティを感じさせたのか、俺は「どうしてだと思う?」なんてことを口走ったのも奇妙な話だ。

返ってきた答えは、「知らないわ」という簡素なものだったと記憶している。
その後続けざまに、「だったら、私を理由にすればいいわ。私のために生きるってのも、中々どうして乙じゃない?」とかぬかしたことまで覚えている。
俺はその時、「答えを出せない俺に向かって、乙にからむ発言する娘だな」なんて、夢ながらにトンチめいたことを考えていたのもまた珍妙な話さ。
笑うトコだよ。

そこで夢うつつに揺れる世界は途切れた。
俺が眠ることで作り出したお嬢はまだ続けて何かを言おうとしていたが、何故か聞いたら世界がひっくり返るような予感がして、ムリヤリ夢枕を引き剥がした。
起きてから、珍しく鮮明な画像で脳に刻みつけられた夢を反芻して、自分は欲求不満なのかなんて小一時間うなったものだ。
だが、その割に頭はスッキリとしていて、別にキミのために生きようと思ったからではないが、何年か考え続けた疑問は解答なく終わりを告げた。
答えを出せそうもない問題を深く考えなくなったのはその頃からだよ、きっと。



それから俺は一介の高校生として歩み続けた。
ただ、時が隆々と流れる日常の中で。
得るものは極力、自らに与える知識だけにした。
いなくなった家族を捜す術でも探すように本を読みふけり、あるいは、家族をなくした自分を救う術でも探すかの如く知識に研鑽を重ねた。
しかし、やはり深く考えた末からの行動ではなかったのだろうと思う。
図書館へ行って本を読むことは別段不思議なことでもないし、知識を研ぐことはいわば学生の本分と言っても差しつかえない。
そんな日常に浸かっていたかっただけなのかもしれない。



だから、その浸かっていた日常が非日常によってひっくり返されても、「ちょっと困ったな」ぐらいにしか思わなかった。
例え、それが平和や平穏に土足で上がりこんで、ついでにその靴が泥まみれの糞まみれだったというぐらい不謹慎なものだとしても、本当にそれぐらいが感想だった。

遭遇したときに一歩踏み出したのは、その場に顔見知りがいたから助けようと思っただけ。

果敢に挑んでみせたのは、自分の右手に今現在の研究対象であるナイフが握られていたから。

それなりに戦えたのは、例の夢を見た辺りから何の気なしに体を鍛えていて、1年ぐらい前の研究対象が武術とか剣術だったという瑣末な理由。

ゆえに、その自分が持っている命の行く末がひっくり返されても、「あぁ、終わりかな」ぐらいにしか思わなかった。
血の奔流が自分のものだと気づくこともできないぐらいの刹那だったから、地に伏してそんなことを考えていたんだろうね。



実際そうなのだろうけど、全ての感覚が血液なくしては成立しないってことを証明するかのように、愚鈍な思考の後ほどなくして、全ての感覚はなくなったはずだった。

でも、聴力を奪われたはずの耳に声が聞こえたんだ。そう、キミの。

「やっと見つけた」って。

光を失ったはずの眼でも姿を捉えられたんだ。だから、キミだって。
他に何か?
えーと、甘い香りがしたとか、柔らかな感触が押し当てられたような記憶があるけど。あれはまるで・・・。
・・・・・・何で、そこで顔を赤らめるんだ。
いや、追求しないことにする。いーや、聞かない!聞きたくない聞きたくない!

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・


オホン、ともかくだ。
その後は完全にデジャヴってやつさ。

そう、あの夢の続きの台詞。
聞き流していたつもりで、記憶に残っていたみたいだな。

「ワタシがアナタを助けてあげるんだから・・・」

ちょっと鼻につく物言いだったけれども。

「アナタがワタシを助けなさい。それがたった今からのアナタが生きる意味よ」

還ってくる五感と共に命まで還元されたわけだ。お釣りつきで。
ついでに、小娘に服従まがいのことをさせられる運命まで無に還せれば良かったんだがな。
いやいや、何も言ってないよ。



俺が話せるのはこのぐらいだ。
次はお前に話してもらう番だ・・・・・・って、何寝支度してんだよ!
いや、そりゃ明日でも困らないが、俺が話したんだからお前も・・・・・・あぁ、布団は一つしかないからお前が寝ろ。俺はそっちの隅で寝るから・・・って違ーう!
そういうことじゃなくて・・・・・・は?
・・・いーや、絶対寝ないぞ?一緒になんか寝たら、何されるか分かったもんじゃない。
そうそう、夜中寝ている間に襲ってしまおうとか・・・・・・するか、アホォ!!
お前が俺に何されるかじゃなくて、俺がお前に何されるかを心配してんだよ!

あー、もういいや。寝よう。はいはい。あぁ、おやすみ。





はぁ。
吹っ飛ばされたはずの腕が健在なのは不便ではないから良いとしても。


せめて、俺の心臓と呼吸が止まったままな理由ぐらいはすぐに聞かせて欲しかったんだがな。

--------------To Be Continued

記事編集19:29 |  Illustration(イラスト) |  トラックバック:0 |  コメント:4 |  Top↑
コメント
■お帰りなさいませ~
コメ遅れましたがお帰りなさいませ~
実家でリフレましたか?
ストーリーだいぶ出来てきましたね★
続きが読みたくなりました~
絵で見たいと思うのは…私だけじゃないハズ。。。。。
(・ω・;)(;・ω・)
seirax |  2007.03.31(土) 21:26 |  URLコメント編集
読んだ感想をアスキーアートで表すとこうなります。


ワクワクテカテカ 【わくわくてかてか】
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)__) +

期待感に溢れながら報告・発表を心待ちにしているさま。
→wktk


素直によかった。
――続きにwktkしてるので、色々落ち着いたら頼むよ。
K |  2007.03.31(土) 21:58 |  URL【コメント編集
すす素敵活字が溢れてる…!(´ρ`)じゅるり(逃げて!)
続きがすっっごい気になりますっ!故頑張って下さいw是非漫画でw

…そしてやっぱりヒロインはツンデr(殴
紅月洸夜 |  2007.04.01(日) 00:04 |  URL【コメント編集
やっぱ絵もあわせて見たい欲望が…!!
MEL |  2007.04.01(日) 13:08 |  URLコメント編集
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